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今日は、「宮城県中央地区大会」。
冬の間、冷たい木床の上でずっと稽古をしてきた子供たち。
今日その成果を試す。
試合の開始前、ユウヤが心臓の鼓動をおさえるように胸にちいさな手をあてていた。
初めての試合。無理も無い。
ユウヤの対戦相手は、クロオビくん。
緑帯のユウヤがクロオビくんに向かっていった。
しかも、おサル空手ではなく、みごとな連突き。腕もよく伸びている。
クロオビくんもたじたじの攻撃。
最後は、クロオビくんに決められてしまったけれど、ユウヤは小さな戦士だった。
小さな勇気にちょっと心を揺すぶられる。
空手は、個人技。普段は、チームワークなどなさそうな子供達。
それでも、仲間の試合がはじまるとそこに集まり応援する。
勝てば一緒に喜び、負ければ肩をたたいてやる。
誰に智されたわけでもなく、一勝を得る事の難しさを体感している子供らならではの一体感がそこにあった。
センパイたちの行動に小さい子たちもそれに倣う。
小さい子たちがクロオビになった時、さらに小さい子たちに伝えていくのだろうなと考える。
それはきっと糸を紡ぐかの様。
ずっと紡いでいってくれる事を願う。
期待どおり優勝をつかんだ子。善戦むなしく初戦で負けてしまった子。
みんなよく闘った。
勝とうが負けようが、努力した結果はきっとあとからついてくる。けれど結果はメダルなんかじゃない。十年、二十年、数十年後、きっと君らの生き方についてくる。それは、メダルよりもずっと光ってるはず。
たぶん。。。(・・・と言う所が弱い。)
【追記】
今回の大会では、東北学院、仙台育英の学生さんが会場の設営、大会運営補助にあたられていた。非常に迅速、的確な作業のおかげで選手も応援の父兄もストレス無く時間を過ごすことができた。
両学校の生徒さん、ならびに先生方に感謝いたします。