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春。
むかしばなし。
むかしむかし、スキーの師匠に言われる。
『雪の音を聞きなさい。』
眼を閉じて急斜面を滑らされる。
暗闇の中での情報源は、音と感覚。
ヒトの情報源は90パーセント以上が視覚。
残りは、聴覚、直感。
得てしてその濃密さに気がつく。
ヒトの感性に感激した瞬間。
寒の戻りで、まだ滑りにいけるかななどと淡い期待を抱きながら思い出した。
関東甲信越では雪の予報。
休憩時間、向こうで子供たちがセイジさんを囲み何かを話してる。
どうも、何の稽古をするか決めてるよう。
普段、セイジさんと接点を持たない子供たち。
最初は硬かったこども達の表情も、最後には笑顔になっている。
セイジさん、何気に、子供たちをあやつるのがうまい。
最後には女の子が「形」、男の子が「組手」
「形」はナカノさんが指導。
平安初段から鉄騎まで一気に指導。普段、
とても集中できた稽古だったよう。
「組手」はセイジさんが指導。
男の子全員で総当り戦。いつもと違う雰囲気の中、
いつもと違う木曜日。
先生は、今日から4日間、総本部での「全国合同合宿」
加茂の春雨。
体育館もしっとり。
先生より移動基本の指導。
外受けエンピ逆突き:体中心で受ける。はずれないこと。騎馬立ちを確実に。
内受けエンピ刻み:受けの腕は円弧を描く。
蹴上げ:腰を入れる。足先に力をこめる。
蹴込み:高くする必要なし。直線的な運動。
廻し蹴り:体の横で蹴り足の形を作る。
【形】
今日のお題は、平安三段、平安四段。
『平安三段』
第一挙動を体重移動しない。エンピ幅を広くとりすぎない。
『平安四段』
第一挙動、右手は額の上。左は背腕。
肩から十字受け。
『燕飛』
イクタさんより指導。
「前屈の後脚が張っていない。」
「腰を切る。」
稽古が終わってカレンとタケシの会話。
「明日は統一試験だよね。勉強してる。」
「国語と算数は大丈夫。理科と社会はぺけ。今日は勉強しようと思ってたんだけど、
お母さんが『空手の方が大事』っていうから稽古に来たんだ。」
。。。カレンおかあちゃん。さすがです。
私は。。。知りませんでした。試験の事。
カンタが学ラン姿で現れる。新中学生。
それぞれの新学期。
昨日の稽古。
16挙動の大極初段。
先生曰く。
「下段払い、追い突き、転回と基本の動きが入っている。
【形】
今日のお題は、平安四段、平安五段。
『平安四段』
重心の位置変えない。
腰の位置の上下運動をなくす。
『平安五段』
脇をする。
三日月蹴りで伸び上がらない。
騎馬立ちで八の字にならない。
下段打ちを極める。
『燕飛』
イクタさんより指摘。
「腰の高さが、後半になると高くなる。」
「これまでに言われた事をひとつひとつ思い返す事。」>カレン
覚えてるかい、カレン。
僕は、覚えてるけど出来ないぞ。
覚えてるけどすぐ忘れるぞ。
南無。。。
【平安四段】
背腕側面上段横受け、重心の位置を変えずに。
今度、ムラサキに挑戦するカザネがみんなの前で演舞。
【平安五段】
水流れの構え、脇をする。
右側面下段払い、すばやく。
三日月蹴り、脚を畳み込まない。伸ばしたまま三日月蹴りを行う。
両拳下段十字受け、「もっと飛べ。」>カレン
右拳右側面上段内受け、手首をかえさない。>タケシ
得意形をイクタさんに指導いただく。
【燕飛】
脇を空けない。>タクヤ
腰をもっと低く。>カレン
上段揚突きを下段から揚げない。あくまでも中段からあげていく。>カレン
空は雲もなく東の空に満月だけがポッカリ。
娘が帰りの車中でポツリと言う。
「ケイね、クロオビ取れたら、岩鶴か燕飛やってみたいな。」
常日頃、それほど空手の想いなど洩らす子でないので少し驚く。
この子なりの成長か、満月のいたずらか。
加茂にお世話になりもうすぐ三年。
おまけで入会した子の成長を少しだけ垣間見る。
※おまけのオマケで入会した父親は。。。。。。すみません。